エアーコンプレッサーが欲しくなった。ガレージでトコトコ動いている姿は、メンテ好きにはたまらない。用途は、OLDミニや原付バイクのエアーフィルターの埃取りとタイヤの空気入れがメイン。半年に1回程度しか使わないので、小型なオイルレスが良い。
ネットで情報収集。候補は、ナカトミCP-100(写真下の左側)と山善YCP-12でしょうか。価格も9K以内で買えそう。・・・・しかし、YouTubeで音を聞くと2機種とも爆音ですね。
タンク容量が少ないとすぐコンプレッサーが回るので、上の2点の6Lよりもうちょっと大きい10L程度のものを探す。写真下の左はD2オリジナルの静音コンプレッサー ACP-190KDで、右がPOWER SINICのMD-0310でタンクは両方とも10Lです。大きさ的にはこの位が丁度良さそう。
D2のACP-190KDは型番からして、EARTH MAN 高儀のOEMっほいし、静音設計でいいかなあ〜と思ったが、吐出量15L/minじゃあ何も出来ない。POWER SONIC MD-0310は吐出量が少ない(34L/min)うえに、音がうるさそうなのでPASS。
どうしても小型は譲れないのでオイルレスでタンク容量が10〜15L程度、かつ「静音」の商品となると、EARTH MAN 高儀のACP-200SLしかありません。タンクは13Lで、カタログ値の吐出量は、約70L/min。
決め手となったのは、YouTube動画の音です。作動音はカタログ値とかじゃ測れないですから、動画サイトは便利です。さっそくAmazonにて注文。
さっきヤマト便で新潟県から直送され、開封したばっかりのACP-200SLです。うーん、男の匂いがする。
現物を見ずに購入したので、箱から取り出すと小型とはいえ大きいです。高さが結構あるという第一印象です。
タンクが赤や青ではなく、薄い水色がかった白の塗装ですので派手さはありません。メーカーカラーなんでしょうね。塗装も中国製ながら良く塗ってあります。
ピストン回りは、原付バイクのような感じでいいですね。ダブルピストンでエアー充填が早いらしい。
オイルレスで、ピストンが動くってことが不思議です。焼き付けを回避するため連続運転は30分迄のようです。
出荷時には全て組みあがっていますが、エアフィルターは自分で取付けます。
小さな円形の中には乾式のフィルターが収まっています。ネジ溝にワコーズの潤滑剤(SL)をスプレーして、取付けておきます。
吸入時のフィルターなんかあるんですね。ほんと、バイクと同じ構造です。
エアーツールを取付ける部分のカプラです。
亜鉛メッキでなく、何でしょうか、しっかりした作りになっていますね。ここだけ見ても品質は高いです。
このメーターとか見ると、ワクワクしちゃいます。
Amazonで18,700円でした。素人の週末メンテ用にはちょっと高価な買い物でしたが、静音仕様ですので思い切って購入。
売れ筋の上位機種ACP-150SL(25Lタンク)の実売価格が20Kを切っているので、値頃感はありません。タンク以外のコンプレッサー部は共用部品かと思われ、価格差が無いのもうなづけます。
エアーホースは、十川産業のサンテックエアーホース(STC-10)を選択。
内径6.5mmより7.0mmが良いということで、7×10mです。TOGAWAのホースは軽くて柔らかいし、カプラも付いているので使い易いです。カプラがしっかりしているので、カチッと止まります。
なんたって、ホースにはMADE IN JAPANのプリント入りです。何故か日本製だと安心します。
エアゲージ付きのものが欲しかったので、SK11のエアチャックガン グリップ(ATG-001)を繋いでみました。
Amazonで一番評判が良かった商品。メーターは最大800kPaですので車やバイクの空気圧測定には、目盛りが500kPaのものでも十分ですが、まあいいでしょ。サイズが大きいので老眼でも見やすいです。
金具部分は車のバルブに垂直に挿します。挿す時に若干空気漏れしますが、直ぐにロックされます。ロック付き金具は手が離せるので便利です。
SK11のメーカーロゴを控えめにしていたら、高級感も出たんでしょうが、それはデザイン部の判断ですのでとやかく言うことはしません。
測定値保持機構がないので、単に空気圧を測るには不向きですが、単純な構造のため圧力計自体壊れることはないでしょう。
1年空気圧とか測っていませんが、190kPa程度でしょうか、標準より少し少な目です。
精度はどうかというと、安物のエーモンのエアゲージ6777と同じ数値でした。10kPa程度は誤差の範囲内です。
エーモンの6777は、シンプルで好きです。
ブリヂストン レーシングエアーゲージや旭産業のケージボタルなど精度の高い商品は、ちょっと手が出ません。
ホースが10mだと車回りも一周OKですし、結構伸びます。
このサンテックエアーホースは途中でよじれないので、長く伸ばしたりするのにいいですね。
さっそくコンプレッサーの電源ON。
気になっていた音はどうでしょう。・・・・静か過ぎて拍子抜けした。とにかく静かで、発電機なんかの音ではなく、モーターが動いているような感じ。素晴らしい。
フル満タンの安全弁設定圧力(約7.8kgf/cm2)まで、3分50秒です。
安元弁が停止する時の「プシューッ!」という音が、結構大きい。エアーの力って凄いんだと実感します。
車好きの週末メンテナンス用途として、車や原付バイクのタイヤの空気補充、エアーダスターでの埃取りなら何の問題もありません。
寸法が大きくなる30Lタンクとか必要ないし、13Lタンクで十分ですね。
アースマン高儀のミニエアーコンプレッサーACP-200SLはお奨めです。
YouTubeに動画をupしておきます。コンプレッサーの音の静かさが分かると思います。