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マイ箸作り、飾りは華やかに「金粉」と螺鈿(らでん)の「青貝片」で装飾を施します。


本桜(山桜)を200本削り出したので、今回は装飾にチャレンジです。
無垢の箸も捨てがたいんですが、何年も使うことを考えると飾りが欲しい、と思う。
少しだけ華やかな飾りを付けていきます。これが完成形です。


用意したのは、ふぐ印の金粉(荒目1.5g、¥594)、箔一の切り廻し(洋箔四号色、0.2g、¥324)。
箸っていうと漆塗りと金箔のイメージがあるので、金をどうにかならないかと思って試してみることにする。
ふぐ印の金粉は小さなボトルですが、キラキラで綺麗です。0.5ミリ角で使い易そう。
切り廻しの洋箔は、くちゃくちゃでちょっと難しい感じがする。どちらもこの価格なので、洋金という部類の純金ではなく、胴(Cu)と亜鉛(Zn)の混合だと思われます。


こちらは螺鈿(らでん)工作用のメーカー不明の青貝片(1.3g、¥864)と藤井漆の青貝粉(小三、10g、¥648)。
左の青貝の破片ですが、大きさも形も様々で自然の形をしています。どの形を使うか悩みそう。
青貝粉も粉を振り掛けるだけのシンプルなものにしようか、少し大きな破片を混ぜるのがいいか、悩むね。


装飾を加えるのに下地は黒く塗装することにしたけど、何で色を付けるか?
墨が良さそうな気がして、硯と墨を出してみた。祖父愛用の硯ですので、100年物? でも墨を摺るには手間がかかるし、・・・。


結局、顔料の入ったワシンのポアーステインを使う。楽だし、成分が危険有害性無し、っていうのが一番。


ポアーステインの黒色で、箸の頭の3センチ位まで黒く塗装しました。ポアーステインは1回塗るだけでは全く染まりません。とりあえず、3回塗ります。
黒地にすることで装飾が映えるんじゃないかと思う。


最初の飾りは、青貝でやってみます。
ポアーステインを3回塗ったあと、一面のみ薄く塗って乾かないうちに青貝の破片をピンセットでひとつづつ乗せていきます。
接着材は使わず、ボアーステインの上に水性ウレタンニスを塗ることで、接着剤の代わりにします。
老眼入っているし、細かいのをピンセットでつまむのはきついっす。


箸の四隅はある程度のRがあるので、うまいこと付くか心配ですね。貝はほぼ水平です。後からペーパー掛けすれば密着するかもしれないので、どんどん貼っていきます。
細かな作業なのですが、適当に乗せていってもなんとなく様になるんですね。案外、かっこいい感じで想定外に嬉しい。


こちらは、ふぐ印の金粉です。
金粉は0.5ミリ角と細かいので、ピンセットでつまんでふりかけるだけ。とっても楽。
想定通り、黒と金は映える。桜の花びらとかのデザインにしてもいいかも。どっと乗っているようにも見えるけど、これもセンスです。


青貝粉と金粉で飾り付けしたら、仕上げはワシンの水性ウレタンニス(透明クリヤー)で表面を保護します。
食品安全法適合で安全データシート(SDS)では1項目のみ警告(特定標的臓器/全身毒性(反復暴露):警告)が出ていますが、ウレタンは乾けば安全性も高い。
漆以外の塗り箸は、ほぼウレタンの塗装とのことですので、問題ないと思う。


青貝粉の装飾をし、水性ウレタンニスを一回塗ったものです。なんかいい感じに出来たかな?
でも手で触るとでこぼこです。青貝粉を降りかけたものも、結構な凹凸です。このままでは使えませんね。


青貝粉に比べ、金粉は流石にでこぼこは少なく、ぴったり貼りついています。
黒地に金も見た目にはいいです。


1回目のウレタンニスが乾いたら、#600のペーパーで表面のみをこすります。
ウレタンニスは、白い粉になって削れます。この段階で、青貝の破片も青貝粉も接着が弱いものは落ちてしまいますが、まあいいでしょう。


表面を整えるため、水性ウレタンニスの重ね塗りです。
2回塗りし#600のペーパー掛け、乾燥は2時間取って、またウレタンニスを塗る。


これは3度塗り後の乾燥の様子。もう1回塗ると良さそう。



水性ウレタンニスを4回重ね塗りした。
皮膜も出来たと思う。


頭の飾り部分もいい感じになった。


金粉の部分。水性ウレタンニスを塗っても、くすんだりせず、Good。


青貝粉の部分。こちらも貝の輝きが落ちていない。いいんじゃないでしょうか。


無垢、色付け、飾りの3部構成の塗り箸の完成です。
約半年日常的に使ってみました。箸の先、および全体に曲がりやしなりは無かったため、これを量産します。


 
 
 
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