〜ビジネスマンの製図用シャープ(その8) 「rOtring 300/500」〜
0.5/0.7mmm ブラックのみ 軸径(本軸部実測):8.2/8.3mm 重量(実測):8.3/12.6g 500/1,200円(税抜き)
rotring 300/500です。
rotringといえば製図用シャープというぐらい知名度は高いんじゃないでしょうか。その中でも500は格別の1本です。
写真上が300の樹脂グリップ、下がローレットの500です。ブラック塗装の軸本体は同じ素材(共通部品)を使っています。
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
500のこの細かい目の詰まったキレキレのローレットグリップは、カメラのモードダイヤルなんかと共通するものがあります。
この手の加工はまさに製図用シャープペンはこうでないといけません、という教科書そのものです。
そして、グリップから先のいきなり尖った口金は、rotringしかありません。女子には興味ない、って姿勢が最高です。
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
クリップにロゴが入っています。
クリップのロゴ加工は、汎用部品を使うのが一般的になっているので、非常に珍しいです。rotringとステッドラー、PILOTぐらいしか見たことありません。
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
500のノック部です。まず、芯硬度表示窓にもグリップと同様、ローレット加工したメタル素材を使っています。
替え芯のホルダーも金属を使っている、このこだわりは凄いです。流石、日本製って感じです。
しかし、軸バランスはおしり寄りで、これは最大のウィークポイントです。
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
グリップ一体式口金で、まったくぶれないのが500です。
ぺんてるのスマッシュやグラフギア500と同じ構造ですね。この2本も評価が高いシャープですが、rotring 500は全長が短いこともあって、更に高品質って感じがします。
奥の300は普通の口金分離式の構造です。グリップがプラ仕様なので500同様、軸バランスもおしり寄りです。
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
ロットリングのブラックと赤のワンポイントは、IBM ThinkPadと共通したイメージカラーです。
イメージは消費者にとって大事です。(次期東京オリンピックのロゴが日本人によってデザインされましたが、素人目には100%盗作です。日本人んとして恥ずかしいです。)
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
ロットリングのシャープを並べました。
ビズペンシルやラピッドも悪くはありませんが、300を使ってから500を使うと、もう他のシャープには戻れません。
rotring 500は日本で製造していることもあり、安心度も高いです。ちょっと価格が高い(¥1,200)ですが、手に取ると満足する1本です。(0.4とか欲しい人、カラー軸が欲しい人は他メーカーをどうぞ。)
PENTAX MX-1 smc PENTAX LENS 28-112mm(35ミリ換算) F1.8-2.5
【参考】製図用シャープのレビュー記事をまとめました。個人的なおススメ度を合わせて付け加えています。
ビジネスマンの製図用シャープ 〜レビューまとめ〜
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