インクを補充しようとコンバーター(CON-70)のプッシュボタンを押したら、そのまま押しこんだままの状態で固まってしまった。
もう、こうなると戻すにに必死です。なんとか、爪楊枝で戻せました。写真は空になったコンバーターです。インクがプラスチック部にしっかり付着し、固まっています。
粘度が高いというか、鉄成分が濃いというか、ダイアミンの古典ブルーブラック(Registrar's Ink)は、取扱い注意ですね。こんなインクは初めてです。
洗浄のため、ペン先とコンバーターを、一晩、ぬるま湯に付けておいたんですが、まったく水には溶けません。ガンコなインクです。
そこでスズヨ美建のビタミンC(L-アスコルビン酸)に、再度一晩浸します。
右の袋は300g入りなので、万年筆洗浄用でしか使わないし、あと30年は使えるでしょうね。
空き瓶に入れて数分経つと、水だけでは溶けなかったインクが溶け始めました。
恐るべしビタミンCです。科学反応で分解していくのだと思いますが、詳しくは分かりません。昔から万年筆の洗浄(ペン先の洗浄)には、ビタミンCです。
ビタミンCって、普通に食べたり飲んだりしているけど、体に効きそうです。
一晩ビタミンC溶液に浸しておいたコンバーターは、内側のプラスチックにこびり付いたインクも取れていました。
綿棒で拭いたら、きれいになりました。
予備とか持っていなかったので、良かったです。
インクは、ダイアミンのRegistrar's Inkから、ペリカンのBBに戻しました。
ダイアミンのこの古典BBは、書いた時のインク色の変化が絶妙で、乾くと濃い色になるので1ケ月ほど使いましたが、この事件をきっかけに、もう使うことはないでしょう。
あれー、インクが吸い上がらない。コンバーターの1/3程度しか吸わない。
うーん、コンバーターの弁とか空気溝とかにインクカスが詰まっているのかなあ?万年筆のニブは分解洗浄したので、100%コンバーターの不具合ですね。
インクが悪さをしたと思いますが、面倒なのでこのまま使います。
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