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着せ替えペン 「シェルパ」にハイテックC

〜男の手帳に合うマルチペンを選ぶシリーズ(その13)〜

昨年末に、新しい手帳に合うマルチペンを探すことから始まった、当シリーズの最終回です。

当初は、ハイテックCコレト用の新しいホルダーを探すつもりでしたが、複合ペン、多色ボールペン、単色ボールペン軸にまで発展。これはこれで楽しい発見がありました。最終回としたのは、ついにハイテックC 0.3(コレトじゃない、普通の透明軸のキャップ式の200円のやつ)が入る軸を発見しました。

自由に着せ替え「ペンの服」 Sherpa(シェルパ)
油性マーカーのシャーピー1本付き、軸のカラーは20種(?)、定価3,990円、2008年発売。
ついに探し当てました、Sherpa(シェルパ) カバーペン。

三角のケースは面白い。もしやシェルパって名前は、ヒマラヤ登山のエスコート役の名前から取ったのか?

この三角はヒマラヤの山を表しているようにも思えし、中にいろいろな荷物(ボールペン)を詰め込んで頂上まで運ぶポーターから派生しているようにも思えるが定かではありません。


アメリカでは油性マーカーといったらシャーピーを誰もが使っている(らしい)ので、他の人のものと区別するためにこのカバーペンが作られたという。(※商品の紹介ページより。)

シャーピーは学童の使用が多いと思うが、このホルダーカバーペンは、なんと3,990円もする。シャーピーに名前を書けば済むはずなので、これはメーカーの宣伝ですね。


ともあれ、シェルパのカラーバリエーションは豊富(20種類ぐらいある)で、楽しくなるような軸が多い。

私は会社で使うので、無難な黒軸にゴールドクリップの定番品「バックインブラック2 BLK/GLD」、黒軸にシルバークリップの「ブラックインブラック BLK」の2本を入手した。

分度器.comで、30%offの2,793円)


USAならではの油性マーカー・シャーピーをそのまんま入れちゃうという発想。

こういう発想が思い浮かびませんでした。流石、アメリカの考え方だと改めて感心した次第です。

軸とキャップは黄銅でそんな厚みは感じませんが、しっかりした作りです。ブラック塗装も問題ありません。

デザイン的には、軸のボトム部やクリップ、キャップのトップ部、飾りリングがゴールド。全体的に丸みを帯びた葉巻型デザインです。

キャップ部の一番太いところで、15.1ミリ(実測)もありますので、私の大きな手には持ちやすい。太軸のペンのNo.1デザインではないでしょうか?

カチっとキャップを閉めた時の音は、質感の高さが伺えます。それにひきかえ、使用時にキャップを軸のトップにはめるのですが、これは甘いです。すぐに緩んできます。トップにキャップを刺して使う用途は考えて作られていませんね。(これって結構重要だと思います、すぐポロっとキャップが外れるので要注意です。)

過去、芯ホルダーを何本も使ってきましたが、「ペンの服〜シェルパ〜」というキャッチコピー、この発想は素晴らしい。
(参考)コヒノール 2.5ミリ芯ホルダー 5205/5905ファーバーカステル 3.15ミリ芯ホルダーTK9400など。



PILOT 『HI-TEC-C(ハイテックC)』
ゲルインク(バイオポリマーインク)、ニードルチップ、0.25、0.3、0.4ミリ、全40色ぐらい、替え芯なし。本体210円。
さっそく、シェルパとハイテックCを並べてみました。

寸法的には、すっぽり収まる感じはしますね。

並べるとシェルパは太い。

シェルパは、スカスカの軸です。軸本体と前軸、それにキャップの3つの部品からなる構造。

この太い軸に、リフィルを入れるのではなく、ハイテックCを本体のままスッポリ入れます。それでも余裕はたっぷりあります。(勿論、ハイテッCのキャップは外します。)

これが、シェルパに収まるんです。

ナガサワ文具センターさん、記事を載せてくれて、ほんと感謝しています。


うまく入りました。

軸のおしりに短いながらもきついスプリングがあって、シェルパの前軸をねじ込むことによって押さえつけるよう収まります。

ハイテックCのおしりとペン先の2点で固定されるため、全くがたつきません。



このグリップ部のRの流れが、万年筆のペン先のイメージをうまく表現してあり、トラディショナルな感じ。すごく似合っている。

ラバーグリップは味気ないので、この感触もいいです。

"シェルパ"+"スタンダードのハイテックC"、誰もが想定していない組合せでしょう。コレトと普通のハイテックCでは何故か書き味も色も違うんですよね〜。

これぞ究極の大人の文房具、ハイテックC好き待望の黒軸のカスタマイズ・ボールペンの完成です。えんぴつ 長年に渡り、ハイテックCを高級軸に入れたかった念願が叶い、ちょっと感動してます。泣



ぺんてる 『Slicci(スリッチ)』
ゲルインク(水性染料)、ニードルチップ、0.25、0.3、0.4ミリ、替え芯なし。全21色、本体210円。
次は、ぺんてる スリッチ。

スリッチも入る軸が無くって探していました。

ブルーブラックも、0.25、0.3、0.4ミリと揃うし、水性インクのすべすべ感、それとステンレスのニードルチップは扱い易さバツグンです。


スリッチのブルーブラック、入りました。

スリッチの0.25ミリブルーブラックは、ハイテックCの0.25より濃いし色合いが好きなので、いいです。

この写真を見るだけだと、上のハイテックCと区別がつきません。それだけ、各メーカー特色のある軸のデザインって印象に残るものですね。

シェルパって、何にでも対応できる優れものですね。これは楽しくなってきた。化粧ケースにも、"SEE WHAT'S INSIDE"って書かれてあります。



◆◇◆「シェルパ」+お好みボールペンの着せ替え結果◆◇◆

前回までのチェックリストに上がったゲルインクボールペンをシェルパに挿してみました。カッコ内は、うまく着せ替え可能なら○を付けました。
 Slicci(○)
 キャップ式Signo極細(×):ちょっと軸が長く収まりませんでした、残念!
 キャップ式Signo bit(○)
 ノック式Signo RT(×)
 SARASA CLIP(×)
 JETSTREAM(×)
 FRIXIN POINT(○)
 普通のHI-TEC-C(○)

色々なメーカーのボールペンの着せ替えが出来そうなので、少し水性ボールペンなんかもチェックしてみた。ブルーブラックのインクがあるペンが中心です。

今回、新たにチェックしたペンです。
 .廛薀船 プレピー万年筆(○):ペン先の3/4程出ます。使用には問題なし。
 △擇鵑討 トラディオ・プラマン(×)
 8眞 ココイロ(×)
 PILOT フリクション いろえんぴつ(×)
 セ杏 ビジョンエリート(○)
 Δ擇鵑討 エナージェル・ユーロ(○)

※シェルパは、色々なペンの着せ替えが出来るので、もう1本ぐらい持っていても良いかも。

.廛薀船 『プラチナ 『preppy(プレピー)万年筆』
水性染料インク、万年筆、F 細字(0.3ミリ)、カートリッジ式全7色、ブルーブラックあり。本体210円。
200円の万年筆なんて使えない、と思っていると、良い意味で裏切られる。

ペン先のペンポイント、キャップ内にはバネ仕掛けのインナーキャップという本格派。

ペン先一体式のカートリッジではなく、普通のインクカートリッジなので、長年愛用して貰うためのプラチナ渾身作です。

ペン先に0.3と書いてあるのが見えますでしょうか?

初めて万年筆を持つ人には、このミリ表示のほうが分かり易いのは確かです。細字用ですが、油性ボールペンの0.7ミリといったところでしょうか。

ブルーブラックは色がブルーに近いかな?ボールペンと違い、縦方向に太めに書けるのと、色の濃淡が出るので、手紙なんかはこれで書きたいですね。

カットリッジも2個105円なので、安いです。軸に再生PC(ポリカーボネート)を使っているエコ商品でもあります。


△擇鵑討 『Tradio(トラディオ)プラマン』
水性染料インク、プラスチック万年筆、0.4〜0.7ミリ、ぺん先一体式カートリッジ、3色のみ(黒/赤/青)。本体525円。
知る人ぞ知る、隠れた名品。

本体は、つや消し黒のABS樹脂で、ぺんてるサインペンと間違えるほどそっくりです。

グリップ部は少しくぼみを持たせていますが、長時間使っても疲れさせない工夫なのかも知れません。ただ、材質は軸とは異なり、POM(ポリアセタール)かと思いますが、つるつるですべります。

キャップを取って、すぐ書き出せる。このなめらかさは、サインペンでは味わえない万年筆の味なんでしょう。万年筆を知らない人でもとりこになりますね。


このぺん先は皆さんも一度は見たことあるでしょう。プラマンの名前を知らなくても、使った人は多いはず。

万年筆と違いぺん先はどの向きでも書けるので、細くも太くも書けます。

・・・・しかし、細字といってもジェストの1.0ミリかそれ以上の太い筆跡でして、手帳には使えません。

青インクは、明るいブルーです。ブルーブラックがあったら、会社のなぐり書き用に使いたくなるのですが、残念です。


8眞 『ZiG Letterpen COCOIRO(ジグ レターペン ココイロ)』
水性染料インク、レターペン(硬質)、ぺん先一体式カートリッジ、全12色、ブルーブラックあり。本体157円+リフィル210円。
呉竹のココイロ。

本体にはインクがセットされていないので、リフィルを買う必要あり。

購入した軸は、「漆黒」と「雪あかり」というカラー名で、面白い。それに反して、インクカラーは、ブルーブラック、ダークグリーンなど、普通過ぎる。ここは、冒険してほいかったね。

軸は、PPでしょうか、チープです。

ペン先は、筆ペンです。(これは、ボールペンでは無いです。)

筆ぺんをサインペンにしたような書き味は、年賀状用ですかね。丁寧に書くと、0.3ミリの細い文字が書けます。

このペンの最大の特徴は、インクの濃さですね。水性染料では、エナージェルと双璧を争う濃い色です。カラーインクでは、唯一の濃さです。クレタケって素晴らしいインクを出してますね。

ただ、私は筆ペンの"はね"と"かえし"とか毛筆の扱いが苦手なので、My Penにはならないです。(小学校のときに習った、毛筆7級ですけど。)


PILOT 『FRIXION(フリクション)いろえんぴつ』
フリクションインク、アロー型チップ、0.7ミリ、全24色、ぐんじょういろ。本体136円。
ブルーブラックでなく、"ぐんじょういろ"ですね。

トンボの色鉛筆「IROJITEN」が大人向けなら、こちらは子供向けでしょうか? 油性インクで24色揃えたところが評価できます。

ちなみに"ぐんじょういろ"、"ふかみどり"を試し書きしたら、インクもよく出るし、良い発色だったので、買ってしまいました。ちなみに、"ふかみどり"の色合いは好きですね。


「・この商品は色鉛筆ではありません。」と注意書きがあります。

確かにキャップには、商品名「いろえんぴつ」と書いてあるので、間違える人は間違えますね。

驚いたのは、リフィルではなく、軸にそのままインクを流していますね。価格を100円とか、80円にしたら、爆発的に売れると思う。(最大のネックは、インク残量が分からないってことかな。)


セ杏 『uni-ball VISION ELITE(ビジョンエリート)』
水性インク、アロー型チップ、0.5ミリ(黒軸)/0.8ミリ(白軸)、ペン先一体型のインクカートリッジ全3色ながらブルーブラックあり。本体210円。
三菱のビジョンエリート。

ビジネスマンを意識して、インク色は黒/赤/ブルーブラックがあります。

軸も黒ではなく、濃いこげ茶色でして、渋い色です。

キャップ部のデザインが洗練されています。海外製品にはクリップを見ただけでどこのメーカーか分かるボールペンが多数ありますが、このビジョンエリートのクリップも「uni」として統一して欲しいと思わせる良いデザインです。

ペン先一体型のインクカートリッジで、前軸は全てインクで満たされています。

水性インクの持つなめらかさは格別で、これでもかってくらいにインクが出ます。シグノに似たブルーブラックの色合いもいいです。


シェルパにはぴったり収まりました。シェルパっていいわ。手
0.5ミリのブルーブラックは、水性インクということで、油性インクのようにきっちり書くというより、すらすらと紙の上を滑らせるような書き味です。三菱のブルーブラックは色合いが好きなので、万年筆っぽい。

でも、手帳に細かい字を書き込むには適しません。ビジョンエリートの0.5ミリは、特に太めに出ます。(油性ボールペンの0.7ミリ程度。)


Δ擇鵑討 『ENERGEL EURO(エナージェル ユーロ)』
ゲルインク(水性染料)、ニードルチップ、0.35ミリ、使い切りタイプ、全3色(黒/赤/青)。本体178円。
ユーロブルーの軸は、綺麗な色です。

軸に合わせて、インクもブルーブラックを期待したが、カラーは基本の黒/赤/青の3色のみ。

軸がばらせないので、インク残量は見えません。

ニードルチップで、このスムーズな書き味と色の濃さは、このペンしかないです。

ぺんてるのニードルは、強くて曲がらないので、ほんといいです。0.35ミリですが、ジェストの0.5ミリぐらいの筆跡です。

ブルーブラックが有れば、間違いなくゲル最強のペンになると思う。スリッチにはあれだけ多くのカラーバリエーションがあるので、是非、ユーロにも追加して欲しい。

私的には、ボールペンの3大革命は、PILOT HI-TEC-C、三菱ジェットストリーム、ぺんてるエナージェルと思っているので、がんばって欲しい。


というわけで、シェルパにお気に入りペンを入れてみました。

ゴールドには「ハイテックC ブルーブラック0.3ミリ」を入れ、シルバーには「エナージェルユーロ 赤0.35ミリ」をセット。

エナージェルユーロの赤はペン先も赤いので、書くときに間違えることもないでしょう。


〜男の手帳に合うマルチペンを選ぶシリーズ〜
 vol.01  PILOT ハイテックC コレト 本体ボディ 2色用
 vol.02(3種類) PILOT ハイテックC コレト ルミオ
 vol.03(4種類) 三菱 ジェットストリーム シリーズ
 vol.04  三菱 スタイルフィット マイスター 回転式3色ホルダー
 (休憩)(6種類) ボールペン対決 ハイテックC vs ジェスト
 vol.05(8種類) マルチペン 〜国産萬年筆タイプ(前編)〜
 (コーヒーブレーク) 4C互換 vs S-7S互換
 vol.06(6種類) マルチペン 〜国産萬年筆タイプ(後編)〜
 vol.07(5種類) マルチペン 〜人気の海外メーカー〜
 vol.08(11種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その1)
 vol.09(6種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その2)
 vol.10(9種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その3)
 vol.11(15種類) 高級ボールペンにお気に入りのリフィルを入れる
 vol.12(13種類) JIS規格「ゲル J/K/L互換リフィル」で、大人のボールペンを作る
 vol.14(4種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その4)
 vol.15(2種類) プラチナのダブルアクションR3に、ジェストやシグノを挿してみる

 
 
 
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