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マルチペン 〜国産萬年筆タイプ(後編)〜

〜男の手帳に合うマルチペンを選ぶシリーズ(その6)〜

今回は、国産萬年筆タイプの後編です。1,000円以内で買えるマルチペンでは、やはりノック部、スイング部などの動く部分のスムーズさに欠ける。替え芯は、ほとんど決まっているので、あとは好みの軸を探すだけなんだが、・・・・。

プラチナ萬年筆 『DOUBLE 3 ACTION 1500(ダブル3アクション 1500)』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル 細身タイプ(8.6ミリφ)(定価¥1,575)
手帳には細身の軸(8.6ミリ、リング部10.0ミリ)も良いかなと、シルバーを購入。オートのマルチスリム4とほぼ同じ細い軸ながら、真鍮ボディーのため適度な重さです。

軸中央のリングが目立ち過ぎの感もあるが、ペン先まで一体型のデザインはシンプルで良い。

クリップ部も丸みを持たせており、シルバー塗装も若干のメタリックカラーとなっており、女性を意識したマルチペンになっている。


持った感じでは、軸が真鍮製のため軸のバランスも良く配分されている。

この下軸を下に抜くと、スポっと軸が外れる。

360度のロータリー式繰り出しの操作感は、機械的な音を抑えてあり、しっくりした操作感で、好感が持てます。


グリップとペン先が一体のものは、芯がぐらつくのだが、最低限の隙間に抑えています。

全体的には女性を意識したマルチペンになっていると思います。

デザイン:B、機能性:B、革新性:C、重厚感:C
男の手帳に合う度:★★☆☆☆(2点:あまり勧めない)



OHTO 『MULTI SLIM 4(マルチスリム4)』 
ボールペン(黒/赤/青)+0.5mmペンシル 細身タイプ(8.7ミリφ)(定価¥1,575)
4色のラインナップから、ブルーとシルバーを購入。

手にしてみて感じるのは、塗装が素晴らしい。光沢のある塗装は鏡面加工してあり、つるっつるなので手垢が気になります。

デザイン的にもシンプルで良い。


白文字の商品名は、ちょっと目立ち過ぎです。

芯は振り子式の機構ですが、細身の軸にもかかわらずしっかりと動きます。

戻すにはクリップに付いているプラスチックのボタンを押して、カシャって感じで戻ります。この部分が少し作りが甘い感じ。

それとこのクリップの自由度が無いため、手帳に刺すのが辛い。(こういう評価は酷ですね。)


軸の太さが8.8mmφ(実測)しかありませんが、3色ボールペンとシャープペンが入っていて驚きます、よく作ったものです。

普通に使用している限りでは、4本の芯の金属部同士、または軸と干渉してカシャカシャするようなこともほとんど無いです。


オートのボールペンの特徴は、この細いニードル芯でしょうか。ハイテック-C の0.3mmなどと比べると格段に太く丈夫そうな感じです。

少し、書き出しがかすれますけど、このまま使用しようかと思っています。

デザイン:A、機能性:B、革新性:A、重厚感:B
男の手帳に合う度:★★★★☆(4点:お勧めします)



PILOT 『2+1 MiDYヌリ(ツープラスワンミディヌリ)』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル (定価¥2,100)
Midyと同様、ミディヌリも「S-7S互換」です。S-7S互換で2,000円もするので、高級品のカテゴリですね。

軸は樹脂製で持った感じは軽いが、黒のマーブル柄は悪くはない。金メッキのクリップにするだけで質感はぐっと上がるから不思議だ。

芯を出す構造はミディ同様スライドレバー式で、完全にプラスチックの共有部品を使っています。スライドレバーは構造的に安定した動きをするので、このデザインが良ければもっと評価が上がるのだが、残念なところでもある。


ウレタンラバー調印刷を施したグリップ、これが印刷なの?と思える出来ばえで、握り易さに貢献している。

男の手には軸が10ミリ〜11ミリの太さが握り易いと感じます。(これは、11.1ミリです。)


黒い軸に、金クリップのスタイルは、オーソドックスな万年筆スタイル。

レトロと言えばそうとも言えるが、私的にはいつまでも変わらないスタンダードだと思う。


PILOTでは、このMidyシリーズのみ「S-7S互換」なので、替え芯の選択幅が広がる。

ハイテックCコレトで揃える、Signo+ジェストで揃えるなど、組合せに自由度が広がるのがこのペンの最大の魅力です。

デザイン的にはマーブル軸とプラのスライドレバー部の相性に欠けるが、お気に入りの替え芯が使える強みがあり、お勧め出来ます。

デザイン:C、機能性:B、革新性:C、重厚感:B
男の手帳に合う度:★★★☆☆(3点:普通に勧めます)



プラチナ萬年筆 『DOUBLE 3 ACTION 3000(ダブル3アクション 3000)バインダークリップ』
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル (定価¥3,150)
名前の由来は厚みのあるものにも固定できるクリップを採用したとのこと。

太い軸を想像したが、最大径10.4ミリと標準サイズ。重さ28gとずっしりだが、軸バランスが下部に重心があり、とてもよい。

カラーはグリーンを選択したが、これだ、っていうグリーンはなかなか出会わない。


確かにクリップ根元が堅牢に作られている。

この部分、芯の格納にもこのクリップ上部を押すと格納できる構造で、操作性はいい。


このペンの特徴は、グリップ部にアルミの3D金属グリップを採用したこと。

魚のうろこのような模様にグリップで、滑りにくいかも知れないが、質感が今一歩。


振り子式ノックなので、回転時のコロっという音がする点では、まだまだ改良の余地はある。ノック部が長くなるのも振り子式の宿命か?

持ったときの重厚な重みと軸バランスがいいので、大きな男の手には馴染む。

グリップ部のデザインは好みが分かれるところ。価格も売価は1,500円程度なので、重いマルチペンを好む方にはいいかも。

デザイン:C、機能性:B、革新性:C、重厚感:B
男の手帳に合う度:★★☆☆☆(2点:あまり勧めない)



三菱鉛筆 『EXCEED(エクシード)3050EX』
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル (定価¥3,150)
三菱はジェットストリームの油性インクが好調なのに、高級路線の多機能ペンには力を入れていないメーカーです。

その中で、今回チョイスした「エクシード3050EX」は、真鍮の軸に黒の塗装で、とても綺麗に仕上がっています。プラスチックの軸とは、一味違う高級感があります。

消しゴムキャップまで金属でして、手抜きはありません。

デザイン的に、ペン先・中央・軸頭の3箇所に太めのゴールドのリングが効いています。


このエクシード3050EXは、知る人ぞ知る「S-7S互換」の最高級品だと思います。

国内高級品や舶来品は4C互換なので、この価格帯では人気が無いのでしょう。S-7S互換で1,000円を超える商品は、同社のピュアモルトとこの商品に限定されます。

私は、三菱のシグノインクUMR-109-28(ブルーブラック、0.28ミリ)とジェストインクSXR-89-05(赤、0.5ミリ)にさっそく替えました。
(ハイテックCコレトの変え芯は、短くて使えないのが残念。)


回転式の操作感は、PILOTのエボルト(1,000円の商品)と同じで、カチッ・カチッという音が大きい。

廉価品のプラスチック部品で共通化するのは良いとしても、エクシードは価格帯が違うので、もう少ししっとりした動きにして欲しかった。また、軸のバランスは頭がヘビーで、バランスはそれほど良くありません。

然しながら、オーソドックスなブラスに黒色塗装の軸、金色クリップ、軸径:11.6mm、それに回転繰り出し式と4拍子揃っているので、使い込みたくなるペンです。

三菱のジェットストリームインクが使える高級マルチペンとしては、これがお勧めです。(※世界堂で注文し、¥2,300で購入できました。)

デザイン:A、機能性:B、革新性:C、重厚感:A
男の手帳に合う度:★★★★★(5点:超お勧め)




プラチナ萬年筆 『DOUBLE ACTION R3 5000(ダブルアクションR3 5000)』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル (定価¥5,250)
アクリル素材のもつ透明性、光沢のある輝きで深い奥行感があります。逸品と呼べるでしょう。

アルミや真鍮の質感とはまた違った温かみがあります。

軸は12.1mmとそれほど太くないので、手帳に挿せるのは大変嬉しいです。(ハイテックCコレト ルミオより細身です。)


軸自体の厚みが凄い、1.5mm(実測値)もあります。

こんなに厚くしなくても強度は保たれると思うんですが、内部は真鍮で保護されているから、適度な重み(29.2g)も出ています。この模様を出すには必要なのかも知れません。


ツイストの操作感も全く問題なし。360度のロータリー式なんだが、適度な力加減でしっとりと動き、しっとりと停止します。

やっぱり1,000円と5,000円だと物が違うと実感しました。(※参考ですが、定価の半額程度で入手可能です。)

プラチナのボールペンは使ったことがありませんが、標準の0.7ミリは太いので、4C互換であるZEBRAのJSB-04芯に交換した。書き味は若干カリカリするが、悪くはない。この手のペンには、ブルーブラックインクが似合います。(ブルーブラックインクで、0.4ミリ以下はこのJSB-04芯しか選択肢が無いんだよね。他社も作ってほしい。)

(注)ゼブラの4C-芯、JSB-芯は他社メーカーの芯より若干太いとの情報。確かに差し込む際には少し力がいる。しかし、再度、元のプラチナの純正リフィルに差し替えてもゆるくなるようなことは無い。

デザイン:A、機能性:A、革新性:C、重厚感:A
男の手帳に合う度:★★★★★(5点:超お勧め)




PILOT 『Grance(グランセ)ブラック&グリーン』 
シャープペンのみ (定価¥5,250)

これは、おまけ。

PILOTのノック式シャープペンです手前側)。R3 5000と同じマーブル塗装ということで載せました。

社会人になったら、シャープも高級品を使わなくっちゃ!と大金を叩いて買ったのがこれです。カタログには、27.6gって書いてありますね。結構な重みがあります。



横浜高島屋で名入りをして貰ったのですが、もう何年使っているでしょうか、名前が消えかかっています。(15、6年ぐらい使っているかな??)

これまで芯など詰まったことも無いし、芯が短くなるまで最後まで使えるし、とても良い商品です。お気に入りです。


〜男の手帳に合うマルチペンを選ぶシリーズ〜
 vol.01  PILOT ハイテックC コレト 本体ボディ 2色用
 vol.02(3種類) PILOT ハイテックC コレト ルミオ
 vol.03(4種類) 三菱 ジェットストリーム シリーズ
 vol.04  三菱 スタイルフィット マイスター 回転式3色ホルダー
 (休憩)(6種類) ボールペン対決 ハイテックC vs ジェスト
 vol.05(8種類) マルチペン 〜国産萬年筆タイプ(前編)〜
 (コーヒーブレーク) 4C互換 vs S-7S互換
 vol.07(5種類) マルチペン 〜人気の海外メーカー〜
 vol.08(11種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その1)
 vol.09(6種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その2)
 vol.10(9種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その3)
 vol.11(15種類) 高級ボールペンにお気に入りのリフィルを入れる
 vol.12(14種類) JIS規格「ゲル J/K/L互換リフィル」で大人のボールペンを作る
 vol.13(8種類) 着せ替えペン 「シェルパ」にハイテックC
 vol.14(4種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その4)
 vol.15(2種類) プラチナのダブルアクションR3に、ジェストやシグノを挿してみる

 
 

comments

ピュアモルトに水性替芯、ジェル替芯は入りませんか?

  • kozo
  • 2014/05/19 10:40 PM

kozo さん

是非、試してみてください。

  • noguchan
  • 2014/05/19 10:46 PM
   

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