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マルチペン 〜人気の海外メーカー〜

〜男の手帳に合うマルチペンを選ぶシリーズ(その7)〜

汎用の4C互換インクを使えるということから、舶来品も数本チェック。流石にメーカー独自のデザインで機能美に溢れる製品が多いです。この中から、お気に入りの1本を探します。

ステッドラー 『avant-garde light(アバンギャルドライト)』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル (定価¥2,100)

ボディーがアルミで軽量、そしてPDAと一緒に持ち歩くことを前提に作られたと思われるショートボディです。短いマルチペンはあまり見かけないです。

これだと、Yシャツの胸ポケットに刺すのに適していますね。

美しい塗装で仕上がりが良いのは確かですが、クセがないという印象。


ノックボタンは長いのですが、操作感は計算された品質の高さが伺えます。

振り子式のノックの宿命で、軸をくるりと回すと、コロッていう音がします。側面の丸いボタンを押すとペン先が戻ります。これは面白いです。


グリップ部はデコボコ(ゴルフボールのような)があり、滑りにくくしているようです。

ペン先の質感もよく、手頃な価格帯ですし、豊富なカラーも魅力です。

私はグリーンティ(薄い緑色)を購入したこともあり、ちょっと軽い印象になり失敗。濃いブルーが良さそう。



一般的な4C互換の2色ボールペン+シャープの組合せです。

アバンギャルドの名前を付けたのは、この軽さと堅実な操作感から来ているのか?

細身タイプの軸は好まないが、出来の良い、軽くて短いマルチペンを希望する方には向いている。

それと余談ですが、OEM元のセーラー・マルシャンJP、プラチナ・ダブル3アクション1000の定価が1,000円です。メーカーのロゴが変わると、価格も変わるのが不思議です。この種の兄弟ペンは、日本メーカーを買った方がいいかな、って感じもする。

デザイン:B、機能性:B、革新性:B、重厚感:C
男の手帳に合う度:★★★☆☆(3点:普通に勧める)




ステッドラー 『avant-garde (アバンギャルド)』 
ボールペン(黒/赤/蛍光オレンジ)+0.5mmペンシル (定価¥3,150)

ステッドラーには製図用ペンのイメージがありましたが、このアバンギャルドは流線型ボディーで美しいデザインです。

姉妹品のアバンギャルド ライトに比べ、先進的な匂いは少し感じます。


グリップから先端にかけた部分も、作りがしっかりとしており、品質の高さを感じます。

グリップはドクターグリップの逆の形ですが、重さのバランスもほどよく、私にはしっくりきます。


クリップや、ノックを戻すボタンも、姉妹品のライトと共通部品です。

これは仕方ないでしょう。


長さはこれくらい違います。

小さな手帳には、ライトがいいかも知れませんが、私は手もでかいので、普通サイズのアバンギャルドの方が好みです。


もうひとつ、このアバンギャルドの特徴は、3色ボールペン+1シャープで、このスペックはまあ普通ですが、黒/赤に加えて「蛍光オレンジ」(ボール径1.2ミリ)が標準です。

1.2mmということで書き出しは鈍いですが、これはいい選択です。

他メーカーの替え芯(4C互換)の中では、ゼブラのJSB-07芯に蛍光マゼンダがありますので、こちらも試してみたいです。

ブルーブラックと赤、それに蛍光色を追加など、3色ボールペンが必須な方には、とても良い商品です。

デザイン:A、機能性:A、革新性:B、重厚感:B
男の手帳に合う度:★★★★☆(4点:お勧めします)




ロットリング 『Trio Pencil(トリオペン)』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル (定価¥3,150)

ロットリング社は、「正確な線こそ美しい線」という信念で製品を作っていることもあり、このトリオペンも例外ではない。

もうひとつのシンボル「赤い輪」も当然です。

持った時、ずっすり重いこともありますが、シルバーマット塗装も落ち着いており、質感が高い。


振り子型のノック方式ですが、ノックした時のこの頭の収まり具合のデザインがいい。

芯を戻すには、クリップの頭をシーソーのように押すことで戻る。非常に良いアイデアです。

このクリップの柔らかさ(開き易さ)は、特筆ものです。この製品以外に手帳に柔らかに刺せるクリップはありません。このロッカークリップ機能は、特許なんだろうな。


芯は、4C互換の2色BP+1シャープの3in1に設定したことで、バランスが良い。

それと気がつく人はいないと思うが、グリップ部の下軸と上軸の塗装が異なっています。

良い方に考えれば、グリップ用塗装を施している。悪い方に考えれば、塗装部位によるムラなのか?どっちだろ?


ロットリングの赤い輪を並べてみた。

下2本は、マルチペンではなくプラ軸のシャープペンです。こう並べてみると、ロットリングのシルバー軸も捨てがたい。

このトリオペンは、世界堂で2,300円で買えるので、クールなデザインのマルチペンが好きな方にはベストマッチです。

デザイン:A、機能性:A、革新性:B、重厚感:B
男の手帳に合う度:★★★★★(5点:超お勧めです)




クロス 『TECH 3(テックスリー)』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル 細身タイプ(9ミリφ)(定価¥5,250)

クロスのテック3、軸はつや消しのブルーを購入。(写真では明るいブルーに写っていますが、実物はもっと濃い青で、紺色に近いです。)

流石にボールペンの老舗だけあって、この青の塗装は素晴らしい。持っても滑らない。

全体的に上品な質感があります。軸を振るとカシャカシャなんて音鳴りは皆無です。


頭の消しゴムが付いているキャップがネジ式になっていて、消しゴムを使う際にはくるくる回す必要がある。

しかし、消しゴムなど絶対使わないので、デザイン的にも精度的にも良い。


芯は360度回転式のロータリー機構で、この動きはスムーズでしっくりしている。

この機能は永久保障ということからも、同社の信頼性の高さが伺える。

芯先のぐらつきもそれ程ではなく、ボールペンは書き易い。流石にクロスです。

標準のボールペンの芯は、0.9ミリ程度の太さなので、0.3ミリゲルインクに替えるには勿体ないかな。

細身タイプのペンを好む方には是非使って貰いたいマルチペンです。

デザイン:A、機能性:A、革新性:C、重厚感:A
男の手帳に合う度:★★★☆☆(3点:普通にお勧めです)




パーカー 『SONNET(ソネット)オリジナル マルチファンクションペン』 
ボールペン(黒/赤)+0.5mmペンシル 細身タイプ(8.6ミリφ)(定価¥5,250)

色は、ラックブラックGTです。(GTはGold Trim、CTはChrome Trimのこと)

黒い軸にはやっぱり金のクリップ。パーカーといったら、この屋根羽クリップ。プレートは、なんと23金ゴールド仕上げ。

このスタイルだけで購入したのが、ソネットオリジナル マルチ。

軸はステンレスとのことで、細身ながらずっしりした感触です。


で、ノックのキャップを外すと出てきたのが、プラスチックの消しゴム受け。

コストカットはこんな所に現れたか、とがっくりした。(まあ、見えないですけどね。)


芯先のフィット感は安価なマルチペンにありがちな、隙間が見られますね。ちょっと残念。生産しているのが日本製らしいのですが、この点はマイナスです。(英国製なら許せるのですが。)

360度回転するロータリー式の機構は、とてもしっかりと確実に動きます。

全体的にこのマルチペンはトラディショナルな雰囲気を味わうのが良いかも。パーカーのボールペンから、0.3ミリのハイテックCスリムのインクが出てきたら、これはこれで驚きます。

デザイン:A、機能性:C、革新性:C、重厚感:A
男の手帳に合う度:★★★★☆(4点:お勧めします)




【おまけ】パーカー 『ジョッター スペシャル/フライター&パーカー21』 
ボールペン(ジョッター2種、1954年〜現行品)と万年筆のパーカー21(1948年〜1965年)

パーカーのトレードマークの「矢羽根クリップ」。

デザインは変われど、このクリップは誰が見てもパーカー。

左からパーカー21、ソネットオリジナル、ジョッタースペシャル、ジョッターフライターです。


パーカー21は、中学生の時の頂きもので、大学時代まで使っていた。インクをスポイトのようにチューチュー吸い取る万年筆です。

ジョッタースペシャルは、どんな田舎の文房具屋にも置いてあった。舶来品で1,000円で買え、全く壊れないボールペンは、これしかない。何が凄いかって、ノックの度に芯が少しづつ回転すること。何年かぶりに書いてみたが、ちゃんとインクが出るね。

一番下のフライターは、個性がないことがこの製品の個性。こんなの好きですね。


〜男の手帳に合うマルチペンを選ぶシリーズ〜
 vol.01  PILOT ハイテックC コレト 本体ボディ 2色用
 vol.02(3種類) PILOT ハイテックC コレト ルミオ
 vol.03(4種類) 三菱 ジェットストリーム シリーズ
 vol.04  三菱 スタイルフィット マイスター 回転式3色ホルダー
 (休憩)(6種類) ボールペン対決 ハイテックC vs ジェスト
 vol.05(8種類) マルチペン 〜国産萬年筆タイプ(前編)〜
 (コーヒーブレーク) 4C互換 vs S-7S互換
 vol.06(6種類) マルチペン 〜国産萬年筆タイプ(後編)〜
 vol.08(11種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その1)
 vol.09(6種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その2)
 vol.10(9種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その3)
 vol.11(15種類) 高級ボールペンにお気に入りのリフィルを入れる
 vol.12(14種類) JIS規格「ゲル J/K/L互換リフィル」を試す
 vol.13(8種類) 着せ替えペン 「シェルパ」にハイテックC
 vol.14(4種類) ビジネスマンに似合う多色ボールペン(その4)
 vol.15(2種類) プラチナのダブルアクションR3に、ジェストやシグノを挿してみる

 
 
 
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