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ミニのスイッチパネルをLED化(2)

春の3連休、天気もいいね、ってことで、ミニのスイッチパネルのLED化計画のおさらい。
 (1)必要なものの準備
 (2)アクリル板をスイッチパネルに合うように切り抜く
 (3)インクジェットプリンタで、白色光沢フィルムに絵文字などを印刷し、アクリル板に貼る
 (4)LEDの加工とテスト点灯後、アクリル板に貼付け
 (5)ミニへの実装テストをしてから配線取り回し、取り付け

先週は、(1)と(2)のアクリル板の切り抜きまでやったので、今日は文字盤の作成から開始。スイッチパネルとヒーターパネル、それとフォグランプ・スイッチパネルの3つを作成することにした。(※スイッチパネルは失敗もあるので、2枚作成。フォグランプ・スイッチは、4連フォグ化の計画中なので作成しておいた。)

印刷用のフィルムへの印刷は、直射日光に当たる場所では1年ぐらいで退色しそうなので、印刷面の上に透明フィルムを貼るタイプにした。

エーワンのインクジェットプリンタラベル ホワイト光沢フィルム+透明保護フィルムラベル(No.28802)で、屋外でも使えるタイプで耐光性に期待です。(Amazonで875円。1,500円以下でも送料無料になってました。)

白い紙のどちらが印刷面なのか説明書にないのは、ちと不親切かも。ともかく手順に沿って印刷、保護フィルムの貼り付けまでは簡単でキレイな仕上がりです。

出来上がったフィルムをアクリル板に貼るのが難しい。空気が入ってしまうと綺麗な仕上がりにならないのですが、どうしても空気が入ってします。仕方ないので、針先で穴を開け、空気を逃がした。


LEDは、小型角型クリアレンズ黄色を使った(Linkman、型番はLSQLED-Y4020、If=30mA、Vf=1.8V。@42円)。色は、現行のライトと同じ色になるようになるべく電球色を使いたかった。

問題はその大きさ。このLEDのサイズは3.1×4.0×1.9ミリという薄い四角で、厚さ1.9ミリは一番薄いと思う。If=25mAで1000時間ロード試験にパスしていると仕様に書かれているので、CRDを25mAにして、直列5ケ繋ぎにした。

半田付けしたあと、自作LEDチェッカーで点灯確認。うまく点いたが、あんまり明るくない。LEDは前方方向にはまぶしい光を出すが、周り(側面)は暗いようだ。でも、ミニは暗いくらいで丁度いいだろう、なんて思ってたりします。


電源は、エーモンの平型ヒューズ取り電源10Aを利用し、室内ヒューズボックスのA3(右側サイドランプとテールランプ)から取った。この平型ヒューズ電源、挿すだけでいいので、お手軽です。(オートバックスで378円と、ちと高い!)

ここでも点灯確認。アースは、塗装されたボディ部に接触させておき、いよいよ本番の点灯チェック。スモールライトのスイッチONで通電するはずなので、それで点けばOK。結構ドキドキします。

→うまく点きました。日中だと、ほんのり電球の色に光る程度ですが、プチ感動!!!

(※電装品の装着には、バッテリーのマイナス端子を外すのが基本ですが、今回はプラグ交換だけなので外していません。)


本設置で問題なのが、アースの場所。

室内のアースはどこか判らないので、助手席側のバルクヘッドからエンジンルームに引き込み、エンジンルームにアースを取ることにした。

やり方は、まず室内の助手席側のエバボレーターカバーを外して置き、エンジンルームのワイパーモーターの奥、スポンジに穴が開いているので分かると思いますが、バルクヘッドに直径3センチ程度のゴムキャップがあります。

このゴムキャップを剥がすと、穴が開いているので、そこから50センチぐらいの針金を差し込んでみた。
(写真の青いケーブルが引き込み後のケーブルです。)


ふにゃふにゃ押し込んでやると、室内のエバボレーターの前にうまいこと針金が出ました。(めくら穴かと思ったが、ちゃんと室内まで貫通できた。)

穴を通過した針金に、アース線をテープで巻いて、今度はエンジンルームから引っ張れば、アース線を見事にエンジンルームに引き込むことが出来ます。

途中、アース線の周りのビニール部分が穴と接触して削れたので、ケーブルを保護するためにグロメットを付けるか、コルゲートチューブみたいなもので覆う必要がありますネ。あと、穴を塞いでおいた方が良さそうな気がする。
(写真は、アース線(黒)とフォグ用の配線(青2本)が写っています。)

エバボカバーを外すことなんてそうはないので、ファンの掃除とか横道に逸れながらの配線で、結構時間がかかります。サビは浮いていませんでしたが、ファンにびっしり埃が付着してました。12年分の垢落としです。


これが、印刷した光沢フィルムでお化粧したスイッチパネルとヒーターパネル。我ながら、絵文字もうまくデザインできたし、ほとんど違和感なく見える。

ウッド調のパネルも捨てがたいが、やはり実用的な夜間の操作性向上を選択。ロッカースイッチを囲むように白く縁取りした訳は、ここが照明を付けることで白く浮き上がらせるためです。

但し、黒(ブラック)の背景にしたはずなんですが、印刷後は真っ黒ではなくって少し青みがかかって印刷されてしまったようで、プリンターの設定とか変える必要があったかも。


夜間のスモールランプON時のパネル周り。やはり黄色のLEDを選んで正解だった。ほとんど3連メーターの色と同じだし、純正ラジオの文字盤の色とも合う。

暗いかナとも思った照度は、これがうまいこといった。1,800mcdとの仕様だが、明るくもなく暗くもなく、スイッチの縁取りも想定通りにいった。

ミニには白色LEDだと明る過ぎちゃうので、バランスが取れていて丁度いいす。


(参考)
【満足度】期待通り(★★★★★)

【難易度】電気の知識があれば簡単、でもアクリル加工は慣れが必要。(★★☆☆☆)

【作業時間】丸2日かかった。

 アクリル板の加工に4時間、LEDの加工とパネル貼付けに3時間、車へのパネル取付け/配線に3時間。
 (※これ以外に、LEDなどの調達品の下調べに1日、設計図の作成とデザインに1日かかっています。)

【材料費】(ドライビング・スイッチパネルを除く):
 ・白光沢フィルム(エーワン:875円)、アクリル板1.4ミリ(ダイソー:210円)
 ・黄色LED(マルツパーツ:9ケ×42円で378円)、CRD(秋月電子:4ケ×50円で200円)
 ・電源取りヒューズ(エーモン:378円)、くわ型端子(178円)、配線コード(0.5sqと1.25sqを数メートル)
 ・ギボシ端子、熱収縮テープ、アルミテープ、両面テープ、ビニールテープ、コルゲートチューブなど
 ・加工用に、電動ドリル、ダイヤモンド・ヤスリ、テスター、電工ペンチ、半田ごてなどが必要です。
  自作LEDテスターも忘れてはいけません。

合計:約2,500円程度(小物の単価を想定加算)

 
 

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