木の工作シリーズ BRIO/MICKI風の汽車を作る
完成した汽車3編成とクレーン車。
木で作るの汽車シリーズの仕上げです。
車輪ですが、MICKI社汽車パーツ「交換用車輪12ヶ入り(660円)」を購入。シャフト幅は38ミリ、カラーは黒と赤があります。
実は木の汽車・電車を作ろうと考えた時、車輪がネックでした。
プラレール車輪は外側のゴムだけは販売していますが、ちょうどプラレールぐらいの車輪(シャフト付き)だけ売られていないかなあ?と色々と探した結果、ありました。
スウェーデンのMICKI社、流石、木のおもちゃの老舗です。
シャフト長さは38ミリ、ちょうどプラレールサイズです。
MICKI社やBRIO社の木製レール幅は40ミリなので、プラレールもこの幅をベースにしたものと想像できます。私もこの38ミリの幅に合わせて車台を作っています。
シャフトの片側の車留めが外れていて、金づちかハンマーで打ち込むようになっています。
結構な力で打ち込まないと入りません、安物の金づちですと、逆に金づちの頭が凹みます。これなら遊んでいて外れる心配はなく、すごく頑強な作りになっています。
先頭の機関車は赤い車輪にしました。黒い機関車と赤い車輪、よくマッチします。
1両あたり4車輪使うので、車輪代だけで220円です。もうちょっと安く販売してくれると助かります。
そんなに売れる商品じゃないでしょうけど、1両分だと100円が妥当かな〜?
連結部はネオジウムマグネットを使います。皿穴付きの丸型ネオジウムをAmazonで購入(10個入り、732円)。
サイズは一番小さなサイズで12ミリφ×厚み5ミリですが、とても強力です。
穴は4ミリφですので、トラスのタッピングねじ(M4×16)で留めました。皿穴には皿ねじで出っ張りを無くす取付けをする前提でしょうが、トラスねじにしました。
また、ステンレスじゃなく、ユニクロめっきで磁力を生かします。
商品説明ではSとNの極性が不明で、どの極性が来るのか届くまで分からないところがネット注文の怖いところ。
磁石の極性を間違えないようにして注意して、ねじ留め。サイズ的にもフィットしています。
マグネットの厚みが5ミリあるので、程よく連結出来るんじゃないかな?
ニッケルめっきが光って綺麗です。
トラスねじだと丁度、凸部分同士がくっつき、スムーズに可動します。磁石が強力なので接点が少なくてもしっかりくっついて離れません。
これは正解ですね。なかなかGoodです。
木の汽車シリーズ、やっと完成しました。
それぞれ色違いの機関車、3編成です。
力強い機関車がやっぱりかっこいいと思っちゃいますね。
シンプルな手押しの汽車ですが、連結して遊んでくれると嬉しいです。
レールはイケアのレールです。
ポーランドでもイケアは入手できるし、価格もBRIOやMICKIより断然安く、お薦めです。
さて、次に取り掛かったのがクレーン車両です。
単に手で押すだけの汽車シリーズだと面白味に欠けるので、汽車の貨物やコンテナを釣り上げるクレーン車を作ります。
アームが上下に動き、ワイヤーが伸び縮みする、そして台が回転することが条件です。
加工しやすい桧板(12ミリ厚)で切り出しました。アームを6ミリφの丸棒を支点にするのですが、側面+アーム+側面と直線になるようにするのに苦労した。
ポアーステインで塗装中。
クレーン車は黄色のカラーが定番ですが、こういうのもいいかなと思い、明るい青にした。
操縦室が回転するようにワッシャーをかませて、シャーシーとボルト留め。
フックには磁石を付けます。
ここはM4の皿ねじで突起が無いようにしています。
ワーヤーの巻き上げは、こんな感じで結びました。
赤い丸い部品を回すことで、ワイヤー(太目の木綿糸)が巻き上げられて先端のフック(磁石)が伸縮することでアームの上下が連動する仕掛けです。
この方法が一番ギミック的に面白いし、構造的にも簡単ですから壊れにくいと思います。
貨物の上部に小さな磁石(N52ネオジウム磁石(8×3ミリ))を埋め込みました。30個入り990円ですので、33円/個です。
木部と鉄(ニッケルめっき)の接着には、ヘンケルの瞬間接着剤 ロックタイトを使っています。ジェル状なので使い易さは抜群です。
鉄もくっつく汎用タイプで、アロンアルファみたく乾くと白くならないので工作には向いています。
力持ちのクレーン車が加わって、遊びの幅が増えました。
2歳の子にはちょっとギミックが複雑ですが、荷物を釣り上げて運べる知識を付けてくれると思います。
男の子ってこういった動きがあるものが好きだと思うけど、さてどういう反応を示すか楽しみです。