ピザストーンで検索すると、デロンギの独占市場ですね。他に選択肢がないというのも珍しい。
陶芸用のカーボランダム(SiC)棚板だと、熱効率が良すぎて棚板表面の温度が高過ぎてピザの底だけが焦げちゃうんですよね〜。
・・・そこで耐火レンガと同じように粘土で作られたデロンギのピザストーンの登場です。
これをピザ窯に使います。
五徳を買うと高いので、DIYのお店で部材を調達。
買ってきたのは、アルミのフラットバー(厚さ3mm、20×1,000mm)とちょっと長い3/8インチの200mmのボルトナットが4本です。
合計980円で揃いました。これだから自作は止められないっす。
ピザ窯を二層にして、上部の焼き床としてこのデロンギのピザストーンを置くことにします。
こんな感じでセットするには、下段の火床から200mmの高さを保ち、薪が燃えやすくする必要があります。
アルミプレートをデロンギのピザストーンの大きさに合うように鉄切り用のノコギリでカット。
250×230mmの長方形にします。
アルミとはいえ厚みが3mmあるので、ちょっとの力では曲がらず、しっかりしています。
穴は金属用ドリル刃だと最大でφ6mmしかなかったので、3mm→6mm→そこから木工用10mmドリル刃で開けました。
木工用のドリルで開けたので穴はギザギザだけど、あとでダイヤモンドヤスリでバリを取るので問題なし。
アルミプレートを四角に組み、ボルトナットの足を付けます。
ピザストーンは、ナットの上に乗っているだけです。
まあ、外れることは無いでしょうけど、お世辞にもこれが五徳とは呼べないですね。
こんな感じでピザストーンを乗せる五徳が完成しました。結構頑丈に出来ました。
こんなのがピザ窯に入れる焼き床だとは誰も思わないでしょうね。三本足の五徳は市販されていますが、やっぱり自作が一番。
ピザ窯に火を入れます。
まずは、五徳+ピザストーンを入れずにガンガン薪を燃やします。
40分ほどした窯全体が暖まったころ合いを見計らって、五徳+ピザストーンを入れます。
更に30分ほど燃やして、ピザストーンも暖めます。
二層の上段のピザストーンの上で、270℃ぐらいになりました。
ピザを焼くにはこの位の温度が必要です。
業務用クッキングシートに乗せ、冷凍ピザ、投入。
みるみる焼けていきます。なんか、うまく行きそうな予感。
うーん、いい感じに焼けました。
冷凍とはいえ、熱々チーズにタバスコを振りかけると美味いです。
でも、やっぱり生地の底が真っ黒に焦げた。冷凍だからってことはないでしょうが、なかなか思うようにはいきません。
今日は二層構造の窯の上部の焼き床の温度が280℃位でピザを入れたんですが、ピザストーン表面の温度が高いようです。
窯の熱が溜まっているので、ピザストーンの真下には薪を入れず、奥と両側のみに薪を入れて窯の温度を保つようにするのが良さそうです。
今日は小さな冷凍ピザを4枚焼いたので、ある程度上手く行きそうな感触を得ました。
やっぱり経験が一番でしょう。次回は、もっと上手く焼くど〜。