ズームレンズも1本欲しかったので、Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5(1977-81年製造)をヤフオクにて落札(1,400円)。ちなみに、F3.3-4.5ではありません、F3.5固定です。
とにかく、でかくて重い(550g)。フィルター径は、72ミリもある。
比較のため、手前左が"New NIKKOR 50mm F2.0"、右が"NIKKOR-S Auto 35mm F2.8"です。
感覚的には、倍ぐらいの長さがある。筐体も太い。
このレンズ、ズームによるピント位置、開放F値3.5に変化が無い、しっかりした作り。プロフェッショナル・レンズとの分類になっている。1977年の発売時95,000円の定価です。(大卒初任給が、11万の時代です。ヤフオクって、凄いなあ〜と実感。)
PEN E-PL1sに付けると、マウントアダプターもあって、でか過ぎ。お散歩カメラには程遠い。
まずは絞りF11に絞ってみると、これは望遠側だと思うが、しっかり描写している。
宅配便の運転手の靴も、背景の黄色いコンテナもシャープな写り。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
これもF11で、広角側。
前の写真同様、シャープで、青空もいい色に出ている。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
これもF11。
全体的な色味、描写が素直な感じで、なかなか良い。
毎回、毎回絞り値をメモしておかないといけないのは辛い。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
赤も問題ないですね。
とにかく屋外での撮影では、F11に絞っておくば、ほぼ間違いなくピントは外さない。
それでいて、彩度の高い、シャープな写真が取れる。これはいいズームレンズです。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
で、これが開放F値の3.5。どの位ボケるか試した。
真ん中のオレンジ色の自転車のフレームにピントを合わせ、と言っても液晶で確認したんじゃなくって、ピントリングのダイヤル目盛りを適当に合わせただけ。
いい感じですね。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
F3.5で、背景ボケのテスト。
自然な感じです。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
こちらもF3.5で、クラシックミニにピントを合わせた。
開放F値でも、シャキっと写っている。
このズームでかくて重いので、お散歩カメラという訳にはいかないが、開放値F3.5ではソフトな描写で、絞ると写りはシャープでコントラストの高い、Ai Nikkorの評判通りのカリっとした描写が出る。色味の自然さがよく出るレンズ。
35ミリ換算で70〜140mmのたった2倍ズームですが、画角が変えられるのはいい。レンズ2本を持ち歩くことを考えれば、この大きさも重さも納得する。
さあ、今日は写真を撮るぞ〜、と意気込んで行くような時のレンズですね。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
今日は、秋晴れで気持ちがいいので、青空を撮りに外に出た。
前回の試し撮りで青空が濃くでないので、今日はフィルムを入れ替えたつもりで、アートフィルターを「ポップ」にしてみた。私的には、フジフィルムのベルビア50をセットしたつもり。
なかなか、良いのではないでしょうか? F11です。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5
こちらもF11に絞り、アートフィルター「ポップ」での撮影。
レンズのカリカリ感があるので、うまい具合に狙った色になった。
デジカメだから出来る小細工なので、使わない手はないかな。
OLYMPUS E-PL1s with Ai Zoom-NIKKOR 35-70mm F3.5