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PILOTカスタム74の胴軸にひび割れ、部品交換しました


2014年2月に購入のPILOTカスタム74です。会社用として使っていますので、筆箱に入れてます。
最近、なんかキャップの閉まりがかんばしくないなあ、と思ったら、写真のように胴軸のねじ部分がひび割れしていました。


宝町のPILOTの修理窓口に持ち込みました。
原因は胴軸を閉めるときの力加減が強かった、のが原因のこと。
グリップ側が金属で胴軸がプラスチックなので、Oリングである程度の吸収は出来るが、強く締め付けると割れるようです。


カスタム74は、丁度2014年頃からキャップの勘合部の位置を変えた新型が出たようで、その新型の胴軸部分のみ交換しました。
無料で洗浄してくれると言ってましたが、15分待たされるので、部品交換のみで済ませました。
1,080円です。1万円の万年筆なので、千円で修理できたと思えば安いかな。


 
 

DIAMINEの古典ブルーブラック(Registrar's Ink)は取扱い注意です

インクを補充しようとコンバーター(CON-70)のプッシュボタンを押したら、そのまま押しこんだままの状態で固まってしまった。怒り

もう、こうなると戻すにに必死です。なんとか、爪楊枝で戻せました。写真は空になったコンバーターです。インクがプラスチック部にしっかり付着し、固まっています。

粘度が高いというか、鉄成分が濃いというか、ダイアミンの古典ブルーブラック(Registrar's Ink)は、取扱い注意ですね。こんなインクは初めてです。


洗浄のため、ペン先とコンバーターを、一晩、ぬるま湯に付けておいたんですが、まったく水には溶けません。ガンコなインクです。

そこでスズヨ美建のビタミンC(L-アスコルビン酸)に、再度一晩浸します。

右の袋は300g入りなので、万年筆洗浄用でしか使わないし、あと30年は使えるでしょうね。


空き瓶に入れて数分経つと、水だけでは溶けなかったインクが溶け始めました。レッド

恐るべしビタミンCです。科学反応で分解していくのだと思いますが、詳しくは分かりません。昔から万年筆の洗浄(ペン先の洗浄)には、ビタミンCです。

ビタミンCって、普通に食べたり飲んだりしているけど、体に効きそうです。


一晩ビタミンC溶液に浸しておいたコンバーターは、内側のプラスチックにこびり付いたインクも取れていました。

綿棒で拭いたら、きれいになりました。

予備とか持っていなかったので、良かったです。


インクは、ダイアミンのRegistrar's Inkから、ペリカンのBBに戻しました。

ダイアミンのこの古典BBは、書いた時のインク色の変化が絶妙で、乾くと濃い色になるので1ケ月ほど使いましたが、この事件をきっかけに、もう使うことはないでしょう。ダウン


あれー、インクが吸い上がらない。コンバーターの1/3程度しか吸わない。

うーん、コンバーターの弁とか空気溝とかにインクカスが詰まっているのかなあ?万年筆のニブは分解洗浄したので、100%コンバーターの不具合ですね。

インクが悪さをしたと思いますが、面倒なのでこのまま使います。

 
 

DIAMINE(ダイアミン)のRegistrar's Ink

ダイアミンの古典BBインクが、キングダムノートさんで入手できることを知って、さっそく注文。

30mlのガラス瓶に入ってます。瓶のラベルなど長い船旅のせいか、くたびれている感じ。


瓶のふたを開け、臭いを嗅いでみても、それほど酸臭くないです。

ほんとに没食子インクなのかな〜!って感じで、ちょっと拍子抜け。


書いてみると、サラサラ系インクで、最初はPILOTのBBみたいに青い。

しかし、みるみる濃くなっていくのが分かる。乾くと灰色+紫色系のブルーブラックです。濃淡は少なく、濃いです。

乾くとダイアミンの普通の染料インクのブルーブラックよりも、更に濃いBBです。

例えるならモンブランのBBか、KOBE INK物語の海峡ブルーのように深い紺色です。


サラサラ系インクながら、乾くのも早い方だし、にじまないし、色の変化が楽しめるので、さっそくPILOTのカスタム74に入れ替えました。

会社でもサインするのに古典BBは必須なんですが、この濃い色は最適です。気になるのは、普通のノート(アピカのCDノート)を使っていますが、書出しがちょっとインクの出が悪いかな。

30mlと小さなボトルで、2,322円(1,782円+送料540円)はちょっと高いですが、イギリスからの送料だと思ってます。

 
 

PILOT CUSTOM 74 14K 細字(F)

会社用にずっとヤフオクでゲットしたカスタム74(SF)を使っていたんですが、私にはペン先が柔らか過ぎるのと、字幅がFなのに太いんです。

ヤフオクでもカスタム74は、6Kが相場って感じ。そんな訳で、Amazonamazonにて新品をゲット。

やっぱり新品はいいわ、軸もクリップもピカピカ。手 ちゃんとメーカーの品質保証書も付いていました。(定価2万円以上だとコンバータも付くが、カスタム74にはスペアインクが1本付くだけ。)


さっそくR&KのSalixを入れます。

言わずと知れた古典BBなので、正式文書のサインにも使えるインクなので、最近はこれが常用インクです。

カスタム74は、CON-70が使えるので、とても便利。

このカートリッジを使ってしまうと、他のカートリッジは使えなくなるほど大容量です。CON-50のようなスクリュー式だと空気が入ってしまうけど、CON-70はしっかり吸い上がります。


ノブは5号ニブです。

Fはいいですね。SFに比べると腰が硬いし、細字が書ける。もう少し細字が書けるかなあ〜と想定していたが、PILOTのニブはインクフローが良いためそれほど細字でもない。

鉄ペンの硬さもいいけど、やっぱり金ペンのしなやかさもいいです。


ちなにみ製造年月は「813」なので、2013年8月製造のようです。(上1桁のアルファベットで製造工場を表していましたが、表記がなくなっています。)

いつの間にかカスタムは67が1本、74が2本になった。万年筆は一生に何本も買わないだろうから、これが最後の万年筆購入かと。

あと10年ぐらいは、毎日使う文房具になりますので、大切に使っていこうと思う。0


 
 

PILOT CUSTOM 67 Lady 14K 細字(F)

CUSTOM 67のレディースモデル。

PILOT創業67年(1985年)に発売されたカスタム67は、現行カスタム74のベースを作ったと言われています。

(※)趣味の文具箱Vol18では、1971年から1992年まで20年間作られた万年筆と書かれている。上の記述とちょっと矛盾するけど、古い万年筆であることは確か。

CUSTOM 67の定価は不明ですが、ヤフオクヤフーで4Kならお買い得かと思います。


上が現行品のカスタム74で、下がカスタム64。ちょっとだけ短く、細身です。

キャップの2本ラインはオーソドックスで、三菱鉛筆のuni WATER COLORなどに共通するスタンダードの証です。

1980年代はどこの文房具屋さんにも万年筆売場があったし、当時の多くのユーザーの声が反映された商品だと想定できます。今は万年筆を使ってる人、いないですねぇ〜、みんなボールペンです。


胴軸がカスタム74より短く細身なこともあり、CON-70を挿すと胴軸がはまりません。

左の写真では、CON-50を挿しています。

これがウイークポイントですね。カスタム67発売時(1985年)も、大容量のCON-70があったと思うので残念。


このレディースモデルは、3号ニブです。

スタンダードモデルは5号ニブとなっているので、やや小振りなニブはネーミング通り女性向けなんでしょうか?

私みたいな素人では、2つ並べなければ大きさの区別は付きません。


ニブの側面には「H1087」と浅く刻印されています。よくこんな小さな部分に刻印できるなあ、って感心すると同時に、1987年10月平塚工場だと分かります。昭和の香りがします。

27年前の商品ってことでびっくりしますが、万年筆は丁寧に使えば20年でも30年でも使えるってことの証です。30年使えば、元は取れますね。

PILOTの(F)は、金ペンならではのしなやかさと硬さが最高です。

1987(昭和62)年生まれのCUSTOM 64と1996(平成8)年のCUSTOM 74、これからもずっと使っていきます。


 
 

年賀状用万年筆

今年は、PILOTカスタム74のSFニブ+R&K サリックスです。

SFニブは細字ではなく結構な太さなので、宛名書き用に。インクは没食子インクのサリックスで雨でも平気。

いつものことながら、3日ぐらいかけてのんびり書きます。万年筆


 
 

DIAMINE(ダイアミン) デニムとティール

ダイアミンのボトルインク、BB系がついに5カラー揃っちゃいました。

BLUE BLACK、MIDNIGHT、TWILIGHTに加え、DENIM、TEAL。

ダイアミンの発色の良いインクは、使ってみれば分かります。とは言え、BB系が5本も揃ったので打ち止めですね。


小さなプラスチックボトル、新品なのに剥げたラベルですが、可愛いです。普通の人には万年筆のインクに見えないでしょうね。

過去に掲載したレビューも参照にしてください。
DIAMINE(ダイアミン) ミッドナイト
DIAMINE(ダイアミン) トワイライト


AニブのペリカーノJrで、無印良品のノートパッドに書いてます。

デニムはGパンの色って分かりますが、ティールって小鴨の羽の色だよね。Teal Blueとか、Duck Blueとかはイメージ沸きません。

前回のBB、MIDNIGHT、TWILIGHTの下に、DENIMとTEALを追記しました。

同じメーカーで5本も揃うとは思ってもみなかったです。ボールペンなら分かるけど、インクですからね。


デニムは、ミッドナイトのブルーを更に濃くした感じで、純正のブルーブラックとミッドナイトの中間の色です。

確かに新品のデニムの色と言われればそういう色です。

他のメーカーは海とか空の色にちなんだネーミングが多い中、逆にこういうネーミングがいいですね。


このティールもすごくいい。

トワイライトは微かにブルーが残りつつ、まだ淡い感じのブリーンブラックでしたが、このティールは乾燥後でも濃い緑がしっかり残ります。

ティールブルーではなく、ティールブラックです。これ、PILOTの細字ニブで使うとすごくいい。

ダイアミンのBB系5本は、常用インクにしたいものばかりです。うーん、悩ましい。年賀状の宛名書き候補としてあげておきます。1週間づつローテーションしてみてベストインクを決めないと、年賀状に間に合わない。スヌーピー


 
 

DIAMINE(ダイアミン) トワイライトとブルーブラック

ダイアミンのBBインク2本を追加購入。

DIAMINE Fountain Pen Ink BLUE BLACK と TWILIGHT。

UKのダイアミンのHPの101カラーチャートを参考に、正統派のブルーブラックとこの前買ったミッドナイトと比較するためのトワイライトを選択。

これで、ダイアミンは3本になった。


このプラスチックボトルは、ダイアミンのオリジナルではなく、MEASON FREERという、ファッショナブルな英国のプラスチック容器専門店の汎用品(No.6901)を使っています。

ボトルなんかにコストを掛けない方針は、他メーカーのボトルデザインで売る姿勢とは異なり、見習えます。


ボトルラベルにカラー名はなく、裏ラベルのバーコードの上に小さく書かれている。

キャップには色名が書かれたシールがペタっと貼ってあるので、それで分かります。


最初、30mlのボトルに並々とインクが入っているので、コンバーターで吸う際には注意。ペン芯を入れるとあふれます。

キャップ口はもう少し大きなサイズにして欲しいところ。

80mlのガラスボトル、欲しいなあ。


いつものペリカーノJrのAニブで書いています。

上からブルーブラック、ミッドナイト、トワイライト。

ダイアミンのインクは、どれをとっても発色と明度が素晴らしいです。フローも良いし書き味もいいので、粘度が高いと思われます。


ブルーブラックは、The ブルーブラックという感じ。

発色が良く、濃淡が出るので、ブルーブラックはこれを使っている方が多いのはうなずける。

文句のつけようがない正統派BB。


ミッドナイトは、前回にもレポートしましたが、最初の書き始めはパープル寄りBBです。

乾くと明るめのブルー系BBに変化します。明るいというのは、薄いという意味ではなく、濃い藍色です。メーカーHPのサンプル画像は、ほんとよく色を表現していますので、参考にしてください。

BBではちょっと暗いかな、と思ったら、このミッドナイトはお勧め。


トワイライトはグリーン系BBです。

ヤード・オ・レッドのBBにも似ています。ペリカーノJrのAニブで書いていますので、濃淡がしっかり出ます。

私はUniボールペン シグノのBBが好みなので、このトワイライトの緑色が残るBBも好きです。



 
 

Dr.ヤンセン ジュール・ヴェルヌ

信頼文具舗さんで、ブルー系ならこれもいいよと薦められたのがこの「Jules Verne」

「海底2万マイル」の作家だとは初めて知った。ディズニー・シーのアトラクションしか知らないですけど。

ラベルにはDEEP SEA BLUEと書かれている。ドイツ語だとさっぱり分からないだろうから、こっちの方が分かり易い。


ジュール・ヴェルヌか、いい名前だ。

このボトルもほんとかっこいい。

海底2万マイルやディープシーブルーといったイメージからすると、光が射さない真っ暗闇のブルーを想像します。


キャップに付いた色を見る限りは、明るいブルーに見えます。

ただ、DE ATRAMENTIS(デ・アトラメンティス)のインクは、職人ヤンセンさんのさじ加減で調合しているようなので、楽しみでもあります。

インクとは関係ないけど、中学校の理科室にこんな色のフラスコだったか、薬品のビンがあったような覚えがある。


ペリカーノJrで書いています。

最初は、まんまブルーです。時間が経つとややパープルが残りますが、私的にはやっぱりブルーです。

ナポレオンの渋〜いブルーブラックでDr.ヤンセンのインクにはまりかけましたが、このジュール・ヴェルヌは彩度のあるパープル・ブルーでBBではないです。


発色が良いこともあり、濃淡はあまり出ないようです。

DEEP SEA BLUEというネーミングだけで買うと失敗する、ってことですね。

参考までにこのインク、ちょっと指に付いたんですが、なかなか石鹸で洗っても落ちません。泣き水性インクならすぐ洗い落とせるんですが、どんな成分なんだろ?


 
 

Dr.ヤンセン ナポレオン・ボナパルト

Dr.Jansen ハンドメイドインク テーマ・インク「ナポレオン ボナパルト」

日本ではDE ATRAMENTIS(デ・アトラメンティス)というメーカー名より、ドクターヤンセンの方が名が通っているようです。

DE ATRAMENTISのドキュメントインク「DARK BLUE」が欲しかったが、ネットでドイツに注文する勇気などなく、ご近所の信頼文具舗さんで終息予定特価にて購入。


テーマインクのBBといったらこのナポレオンです。

ラベルの写真のナポレオンさんはお腹が出たおっさんって感じ。

DE ATRAMENTISのサイトに掲載されているナポレオンのほうがかっこいいです。


ヤンセンさんが、ドイツの片田舎でひとつひとつ手作りで作っているというハンドメイド・インクは、このボトルの形が気に入った。

ボトルはどこかの工房で作ったんでしょう、グットデザインです。

DE ATRAMENTISの公式サイトでは、スタンダードインクの他にトピックスインクとして沢山の著名人のインクがあります。

ドイツ語の他に、英語でも読めます。


ラベルなんかも手作り感があっていいです。

ボトルと黒い箱にペタって貼ってあるだけ。


キャップの裏に残ったインク色を見る限り、純粋なBBの色です。

臭いも無臭。


最初に紙にインクを落としたときの色は、書き始めは結構ブルーが強い。

1時間もして完全に乾くとブルーが抜け、ブラックが色濃くなる。だいぶ印象が変わります。ボトルインクはこういう変化があって楽しい。

乾いた後は、灰色が少し出るものの、濃い藍色でしょうか。こういう色は好きですね。しっとりした深みのある、落ち着いた本物のブルーブラックっ感じがする。


サラっとしています。濃淡もあり、ボトルインクの味が出ています。

但し、鮮やかな発色というものは無いです。

こういうuniシグノ系のBBは大好きな色合いだし、大人のBBに間違いないので、お気に入りのボトルインクのひとつです。

35mlで2,100円なので、ちょっと高いかな。(メーカーでは、€12.00)


 
 
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